アストレイ

感情が希薄な長命種（エルフィネア）の男性。本人の証言から、100年ほど前に長命種たちが暮らす遠方の大陸「ノル＝レク」から出てきたと思われる。王国軍に志願したのは20年前。
基本的には表情が乏しく、発言は少ない。勤務態度、書類報告内容等の問題はなし。命令系統の混雑や規格外の行動は原則行わない。
人間には及びもつかない途方もない能力と魔力を持っており、一般に「幻想」と呼ばれる種族に分類される。その力は、出陣すると戦場が平らにならされ敵の影すら残らないほどとされる。つけられた異名は『影喰らい』。

本来は感情を持っているが、長い生によって感情の起伏がならされてしまった。結果、感情表現が乏しく近寄りがたい雰囲気を発している。本人に悪意や人を遠ざける意図はない様子。
セドリック・ハロウ少佐とは個人的に友好関係を築いている。少佐に対してだけは雑談や意見を仰ぐなど、個人的な発言をする模様。
長命種は人間よりはるかに寿命が長く、アストレイ大佐本人は生きる理由を見いだせていない。意味ある死で生の意味を肯定できると信じており、死によって自らの生を証明しようとしている。